14.輸入魚介類と肝炎ウイルス
肝炎を起こすウイルスには、異なる数種類のウイルスが知られている。その中でA型肝炎を起こすウイルスは、飲食物を介して口から体内に入り、糞便と共に排泄される。下水処理施設を通過して河川・湖沼・海等の水を汚染する。ウイルス汚染水で増殖した魚介類・汚染水の生けすに入れて置かれた魚介類・汚染水で洗浄した魚介類等にA型肝炎 ウイルスが付着し、それを食することで感染する可能性がある。特に東南アジア諸国より輸入されて来る新鮮魚介類にこのウイルスが付着している可能性が大であり、集団食中毒の発生が恐れられている。 |