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33.簡易浄化槽は泣いている! 1-29-97.

  くみ取り式の便所から水洗式のトイレに代わって、日常生活は快適になりました。水洗式トイレは、集中処理施設かまたは簡易浄化槽につながっています。簡易浄化槽は、国内で3,500万人が使っているようです。簡易浄化槽は、構造と性能が規格化されていて、設計どおりの働きをするように作られています。しかし、この簡易浄化槽が現在泣いています。その理由はいろいろありますが、例えば、トイレットペーパーの使い過ぎ(4人家族で1日に1巻き使う)と生理用品・避妊具の投げ捨て、芳香剤・消臭剤・洗浄剤等の放流、糖尿病患者の糖を多く含む尿の放流等によって、浄化槽内の細菌が働かなくなってしまいます。処理能力を超えるか、または処理細菌を殺してしまうと、汚物は処理されずに下水へと流れ出ます。簡易浄化槽内に居て良い働きをする細菌をいたわるトイレの使い方と、最後に塩素を適量加えて殺菌して放流するよう心がけて頂きたいものです。


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