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79.超音波式加湿機による細菌飛散.  2-20-98.

  パート−1.インフルエンザの大流行.

 今年の冬はインフルエンザが猛威をふるっています。新聞報道によると、1週間で数十万人、総計で百万人を超える患者が発生し、学級・学校閉鎖も多いようです。インフルエンザウイルスは、ウイルスの中ではそれほど物理化学的な抵抗性が強いウイルスではありません。しかし、冬のように乾燥した環境では夏のような湿度の高い環境より、インフルエンザウイルスの生存率は高く、また寒さが呼吸器の粘膜の抵抗性を弱めると言われています。その結果、インフルエンザは冬に流行するようです。

  パート−2.加湿器の普及.

 一般家庭の家屋の材質と構造が変わり室内の密閉性が高くなり、そのうえ暖房が整っていますので、室内の空気は意外に汚れ乾燥しています。このような生活環境の変化に対応して、経済的に余裕のある家庭では空気清浄機と加湿器が普及してきたようです。これらの2機種がこの冬の家電製品では売れている商品と聞いています。

 経済的な余裕とは全く別に今年のようにインフルエンザが流行りますと、小さな子供やお年寄りのいる家庭では、空気清浄器と加湿器を急いで新規購入したようです。現在各家庭で使われている加湿器は、超音波式と加熱式の製品がおおいと思います。しかし、販売店に並んでいる加湿器は加熱式の製品が主流のようで、超音波式の製品は割と少なくなっているようです。

 超音波式加湿器は、利点が沢山ありますが、最大の欠点として器内タマリ水での細菌の繁殖が上げられています。その欠点をおぎなう意味から、水を加熱してミスト化する加熱式に変わってきたようです。細菌の繁殖は問題にならなくなったようですが、電気の消費が超音波式よりハナハダシク大きい欠点があります。

  パート−3.加湿器のミストは清潔か.

 「9.加湿器も細菌汚染.1−6−97」でも記載しましたが、超音波式加湿器の水には、タイヘンな数の細菌が検出されます。これは、私個人のみが知っている事柄ではなく、関係者集団では広く知られている事実なのです。自分の室内にいる細菌が加湿器内の水にいることですから、多くの細菌が居るとしても赤痢菌、コレラ菌やO157が殖えているのと状況は違います。

 加湿器内の水に一般の人が聞いたら驚く程多くの細菌がいても、細菌が少ない方が良い事は言うに及びませんが、私自信はあまり問題意識は持っていません。

 1年前に取り上げた問題を今回改めて記載する目的は、細菌の数の問題ではありません。今年の冬のようにインフルエンザが流行している時ですから、改めて問題を提起したいのです。私のトリコシ苦労であれば幸いなのですが。

 私が子供の頃は、アルコールを燃焼して水を沸騰させて、ミストを発生させる卓上型の小さな加湿器がありました。それは、加湿器からでてくるミストを深呼吸しなから吸い込み、ノドや鼻を潤すものでした。

 室内の空気が乾燥しすぎると、ノドや鼻が乾いてきます。その時に、加湿器から出ているミストを吸い込んでノドを潤す人が居なければ良いのですが。ミストに手をカザシテモ熱くありませがミストを吸い込まないようにした方が良いと思います。この事をお知らせしたいのです。

 その理由は、超音波式加湿器から発生しているミストには、驚く程の細菌が含まれているからです。自分の室内の細菌に由来する雑菌という事も出来ますが、絶対に病気を引き起こさない細菌は殆ど存在しないと思います。例えば、大腸菌が適当な数で適当な場所(大腸内)に存在する時は、病気の原因とはなり得ません。しかし、大腸菌と言えども膀胱になにかが原因で入りこむと膀胱炎を引き起こすことも考えられるのです。

 超音波式加湿器から発生しているミストに何個の菌がいるかは、ここの場合で違うので、一概には表現できませんが、驚くほど多いとだけ申しあげておきます。ミストは出来るだけ直接吸い込まないように注意した方がよいと思います。自分の健康を維持・増進させる目的で使用している加湿器で病気になってしまったら、なんのための健康機器なのかわからなくなってしまいます。健康にはくれぐれもお互い注意しましょう。

 

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