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176.空気清浄機と加湿機の違い.12-25-99.

暖冬かと思っていましたが北風のふく冬将軍のとうらいとなりました。もう既にインフルエンザ様疾患にかかっている人が多く見受けられるようになりました。

介護施設で親の面倒をみている人、健康にあまり恵まれていない子供をもつ親、すぐにカゼをひきやすい体質の人などから空気清浄機や加湿機についてのメールをたくさん頂きます。メールを送ってくる人達は、インターネットでいろいろの情報を集めて、どの会社のどの商品を購入しようかと考えているようです。また人によっては、製造会社や販売会社などに性能や疑問点などの質問を送っているようです。返事がきてもこなくても、いくら調べてもどの商品が良いのか素人には判断ができにくいので困っているようです。しかし、購入前に自分で調べてみることは、過去にはあまりない現象と思われ、無駄な商品を買う必要は毛頭無いわけですから、賢い消費者となる良い傾向と考えています。

近頃の商品には「イオン、プラズマ、マイナスイオン」などの言葉を用いて商品の新規性や優秀性をうたっているものが多く売られているようです。イオンやプラズマで細菌やウイルスを殺せるのであれば、イオン式またはプラズマ式の空気清浄機と加湿機のどちらがより空気を清潔にできるのかを聞いてくる人が意外におおいのです。

私自身は、イオンやプラズマというもの物性や効能が良く判りませんから、どちらが良いかと聞かれても「判りません」と応えるしか無いのが現状です。ところが質問の意味をよく聞いてみますと、プラズマ式加湿機も殺菌効果があると信じ込んでいる方も現実にいるのです。プラズマ式加湿機全体についての詳しいことは判りませんが、私が今までに調べたかず限られた商品では、プラズマ発生装置のすぐ近くでもブラズマ式空気清浄機の細菌やウイルスを殺す作用は、無いとは決して言えませんがそれ程強くはありませんでした。但し、オゾンが出ますから脱臭効果はあるようです。一方、プラズマ式加湿機で殺菌効果を性能として明記してある商品は見付けられませんでした。従って、プラズマ発生式加湿機の殺菌効果はあまりないと考えても良いのだと思います。

また、加湿機に抗菌フィルターや活性炭のフィルターをつけている商品もあるようです。この類の商品の性能試験を実施した経験はありませんが、抗菌フィルターの種類によっては、乾燥している空気や光に当っている場合には抗菌効果があっても、湿度の高い環境や暗いと無効な場合もあるようです。

  更に、植物から抽出した成分を加えた水を加湿機にいれてそれを空気で飛ばす仕組みの加湿機は、用いる成分には殺菌作用があったとしても、それを拡散させた室内濃度で殺菌作用が証明された事例は、私は経験していません。良い香りがするのは結構ですが、森林効果というえたいの知れない香りに惑わされてはならないと思います。

広告の宣伝文を注意して良く読むと、使っている成分の成績を提示して、あたかもその加湿機がそのような性能をもっているかのような誤解を消費者に与えるものを見かけます。このような消費者の誤解を前提にした商品販売を許してはならないと思います。なぜならは、製造者または販売者は、効果を確認してないかまたは効果が無いのを承知していながら、宣伝力で売ってしまおうと考えているからです。ダマシ上手は商売上手のたぐいです。

  私の所属している大学名または私の名前を付けて、あたかも商品の性能を私が補償していると消費者が誤解してくれることを期待して、商品を通信販売を通して発売している企業も現実に見かけることがあります。ケシカラン会社がげんに存在するのです。私も迷惑をこうむる被害者ですが、素材の性能か商品の性能かを宣伝主はハッキリさせる必要があることを強く望むところです。

  これからは、性能や試験方法を素人にも理解できるように正確に表示してある良心的な商品でないと売れなくなると思います。良くわからない商品は誰もが買わなくなれば、必然的に良心的な社会になるものと期待しています。

社員や役員のひとりひとりは善人であっても組織としての企業はべつなのです。人に人格があるように企業にも社格があっても良いのではないでしょうか。「人格者による社格の構築」を社訓にする企業もいずれ現われるでしょう。

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