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189.キュウリは骨粗鬆症の予防に役立つ.472000.

  骨粗鬆症は、骨がスポンジのように穴だらけになり、骨密度が低くなると同時に結果として全体が軽くなり、またカラダの支持体としての骨の強さもひ弱になります。この現象は、カルシウムの骨への蓄積が低下すること、と骨からカルシウムが溶け出すこと(骨吸収)とによるようです。これまでのところ、骨粗鬆症の予防につながる効果的な食餌療法は見出されておらず、大豆や乳製品への期待もあまり効果が見られていないようです。

  スイスのベルン大学のミュールバウエル博士は、「動物実験の結果、タマネギ、キュウリやパセリなどの野菜に骨粗鬆症の予防効果に期待が持てそうだ」と英国で発行されている国際的にも超一流である学術雑誌であるNature (401: 343-344, 1999)で述べています。

  ミュールバウエル博士は、ワケギ、ジャガイモ、大豆、タマゴ、ブロッコリーや野菜のミックスサラダなどをラットに与えて、骨代謝への影響を調べました。その結果、例えば、乾燥タマネギを1日に1グラム摂取させたラットでは、摂取開始後4週間以内に骨量が有意に6.4%も増加し、骨吸収も20%阻害され、治療に用いられるカルシトニンに匹敵する効果が認められたそうです。

  さらに、サラダ菜、ウイキョウ、トマト、キュウリ、タマネギ、ニンニクやパセリを使ったミックスサラダでも強い骨吸収抑制効果が認められた。一方、大豆や動物性食品では、こうした効果はほとんど認められず、1%以上にカルシウムを含む粉ミルクでも骨吸収抑制効果は確認できなかったと報告しています。

  また、卵巣を取ってしまったメスのラットにタマネギを摂取させたところ、エストロゲン不足による骨への悪影響を埋め合わせることができたという。このような成績からミュールバウエル博士は、「このような成績がラットのみでなくヒトでも確認できれば、毎日の献立にある決められた野菜を加えることで骨粗鬆症を効果的に予防できるようになるかもしれない」と期待を寄せています。

  野菜の摂取で骨吸収が抑制されると骨密度の低下も抑制されるでしょう。骨密度を高める食品と野菜を多く摂ると骨が穴だらけになる骨粗鬆症の予防が可能となりましょう。女性に多い骨粗鬆症に明るい知らせのような気がします。

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