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207.オーラルセックスは安全か? 8‐1‐2000.

  一回の行為によるHIVの感染率について、「144.スケベエな話、HIVの感染確率」で一度触れました。その報告では、オーラルセックスによる感染頻度については、明確な数値の記載はありませんでした。

  米国の調査では、数年前に比べて無防備なアナルセックスはかなり減っているが、オーラルセックスは減っていないそうです。無防備なアナルセックスや経膣性交より、オーラルセックスは感染する確立は低いかもしれないが、100%安全とは言い切れないようです。

  サンフランシスコの男性同性愛者を対象とした最近の調査では、オーラルセックスによるHIV感染リスクは、一般に考えられているより高いことが報告されたようです(第七回レトロウイルス日和見感染会議)。新たなHIV感染者のうち最大8%が無防備なオーラルセックスによって感染したことが明らかにされたようです。口腔内の粘膜の損傷や歯肉の疾患との関係も検討されたようですが、それらとの関係は否定的であったようです。

 オーラルセックスは、安全なセックスだという認識は誤りのようです。このことに一般の人も注意を払う必要がありそうです。

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