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234 「なにかおかしいぞ、日本」私の主張−5. 3-10-2001.

1.感謝する心と詫びる心の日米の違い. 成人男性.

米海軍の原子力潜水艦による「えひめ丸」の沈没事件が発生した直後より、米国大統領、米国海軍の最高司令官、在日の米国大使並びに米国海軍の特使等が「今回の事故の責任は、全て米国側にあり、事故に遭遇した遺族並びに関係者、日本国民にこころより謝罪する」と表明した。このことについては、記憶されている方も多いであろう。

「えひめ丸」の沈没事故の報道がない日は無く、毎日何がしかのニュースが伝えられている。これは、多数の行方不明者が現在も存在し、高校生を乗せた海洋訓練船の事故であり、その原因が米海軍の原子力潜水艦の不可思議な急浮上により、解任された元艦長が謝罪もしないこと等が要因として考えられるのである。

日本国民は、米国大統領がいち早く謝罪したことの意味を理解してないと思う。米国では、原因や理由を問わず「申し訳ない」と表明することは、全ての罪を認めることを意味する。従って、自動車事故を起こし場合でも、自分の方が悪いと心のなかで感じていても、ます相手にも落ち度があると攻める、「自ら簡単には申し訳ないと謝罪する」ことは少ない。これが米国民の国民性である。

国と国民を代表して大統領が謝罪したにも関わらず、日本国民があまりそのことに心してないのは何故だ。我々日本人は、会社の最高経営者や責任者及び国会議員等が「多くの皆様に多大のご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」と頭を下げる仕草をあまりにも見せ付けられ続けた、人前で大の男が頭を下げても「空々しく、また何の意味も無い謝罪など最初から信じてない」からだと考える。その証拠に、「迷惑はかけたが悪いことはしてない」と居直りの発言をする元経営者も存在する。

内閣総理大臣の不信任案を心にも無く多くの議員は、多数決の精神で「否決し信任」した。所がその直後から「内閣総理大臣の不信任案を否決した事と森総理大臣を信任したこと事」は別だと断言する国会議員や大臣がテレビに表れる体たらくである。そもそも建前と本音が最初から違っている矛盾になにも感じてない。「大変ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」と単に頭を数秒間下げれば、それで全てが完了するセレモニーとしか考えてない証拠である。情けない。

日本人は、何時頃から「感謝する心と詫びる心」を失ってしまったのであろうか。これこそ、日本をおかしくした元凶でなかろうか。「謝罪するときは本当に心からお詫びを申し上げ、嬉しいときは心から感謝する」ことが大切ではなかろうか。謝罪の仕方を米国人に学ぼう。

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2.ピーターの法則.匿名希望男性.

「なにかおかしいぞ、日本」私の主張_4を拝読させていただきました。当方がメールした直後でしたので、何か失礼なことをしてしまったかと一瞬青くなりました。もし失礼がございましたらお詫び申し上げます。

ところで、昨今の日本の状況を見て思うことなのですが、私は1969年に発表された「ピーターの法則」を想起しております。その法則とは以下のとおりの簡単なものです。「階層社会にあっては、その構成員は(各自の器量に応じて)それぞれ無能のレベルに達する傾向がある。」

この法則を簡単に解説すると、次のようになると思います。階層社会では、その構成員に上下関係が存在しており、一般に有能な人材は上位のポストに昇進します。そして、昇進後のポストでも更に有能ならば、また昇進するでしょう。しかし、いずれ昇進が止まる時期が訪れます。その理由としては...

A:組織の最上位ポストに到達する。

B:退職または死亡する。

C:有能さが失われ、もはや昇進できない。

この中で最も一般的なのは「C」であるとみるのが「ピーターの法則」なのでしょう。  この法則からの推論として以下の事柄が導き出されるそうです。

時間の経過とともに、階層社会のすべてのポストは、その責任を全うしえない構成員によって占められ安定する傾向にある。

・仕事は、まだ無能のレベルに達していない(下層の)構成員によって遂行される。

なにかしら現在の状況を言い表しているように思えてなりません。経済成長が著しい時期は組織拡大が無能化よりも早いため、無能化は起こっていないように見えますが、成長や拡大が鈍化すると(永久に拡大することなどありえない)無能化の速度が成長の速度を追い越して一気に無能化が表面化する、と私はみています。

雪印などの対応を見ると「ピーターの法則」で言うところの「価値の転倒:手段が目的になる」そのものではないかと思えるのです。

以下は、「ピーターの法則」を簡単に解説しているサイトです。

http://www02.u-page.so-net.ne.jp/da2/vem10252/sociology/Peter1.htm

http://www02.u-page.so-net.ne.jp/da2/vem10252/index.htm

また、「パーキンソンの法則」と言うのもあるそうです。

http://www.post1.com/home/hiyori13/cut/cut199804.html こちらはまだ読んだことがありません。

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3.生活の智恵. 成人男性.

「何かおかしいぞ日本」のシリーズは終わりに近いか、終わってしまったかも知れませんが、それでも、思いついた事をメールしておきます。

どうも、日本がおかしくなった原因の一つに「中途半端な科学教育」がある様に思います。中途半端な科学教育のため、生活の知恵、あるいは、古人の知恵が失われてきているのではないでしょうか。これらは、科学的であるかと言えば、一見科学的ではありません。しかし、長い間の経験によって得た知識ではあるでしょう。例えば、「森の木を切ると恐ろしい祟りに見舞われる」と言う事を考えてみましょう。一見すれば、こんなのは迷信で、そんな事がある筈ないと思えます。人によっては、「祟りは、いつ、どこで、どんな形で起こるのか」と言うでしょう。この様な内容には応えられる筈もありません。推定するしかありませんが、森の木を切ったために、洪水に見舞われたとか、飢饉の時に森から食べ物を得ていたとか、そう言う経験が積み重なったものと思います。そこで、森を大切にするためにこの様な言い伝えとして残しましたが、伝承する内に、理由が消えてしまったのだと思います。現実には、森林を大切にしなかったために人類は全滅の危機にさらされようとしているのですから、恐ろしい祟りは現実に起こりつつあります。

元々、生活の知恵とか古人の知恵と言うものは、親から子、祖父母から孫に伝えられるものでしょうが、中途半端な科学教育によって、「そんなの迷信だ」とか言われて、「言ってもバカにされるだけだから伝える気もしない」となってしまったのではないでしょうか。自分自身のやってきた事を考えると言う資格は無いかも知れませんが、理由が失われたとしても、長い間の経験から得た知識は大切であると思います。最近特にそう思う様になってきました。

ゆとりの教育などと言う失敗作をするよりも、生活の知恵や古人の知恵を教育し、また、科学教育の中でも、長い間の経験から得た知識を科学的で無いとして簡単に否定する様な教育はすべきで無いと思います。科学的な根拠は今の所不明としても、古人の知恵を尊重すべきと教育するのが必要でしょう。少なくとも、変な超科学に走るよりはましな筈です。

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「なにかおかしいぞ、日本」は、前言を簡単に覆すのは節操がないと思われるでしょうが、「謝罪の意味、ピーターの法則、生活の智恵」等面白いので、メールが届く限り続けることにしました。

そのときの多数の人達が理解できない、または科学的(?)に説明できないと、その考えは社会に受け入れられにくいと思います。それを「科学的でない、または迷信」という言葉で片付けてしまう傾向があります。

「最初に地球上に誕生した原始生命体は誰が作ったか」と問われても、誰一人として応えられません。創作者は存在しているとしても、それが誰だか判らないから、ある人達は「神様とか自然」と呼んだとします。その神様は、数百億年も前に、生命体の本質はこれが良いと考えて「遺伝子・DNA」の構造と機能を決定し、それをOSソフトに密かに登録した。その後の人類は、何が書き込まれているのかを知らずにOSを使っていた。ある時少し賢い人がOSになにやら面白い情報があることに気が付いた。神様が数百億年まえに作った素晴らしいOSを解読すると金儲けができると悟った者達が、われ先に「ゲノム解析」と洒落込んでいる。

ある先覚者(長老でもよい)が「あの森にはまだ誰もが経験したことも無い素晴らしいOSソフトが隠されている」と若者に伝えでも、若者は「そんなもの迷信だ」と言うかもしれません。「ダマシ上手が商売上手」になるから、他人の発言を信用しなくなるけれども、心と心を通い合わせて「感謝し謝罪」する社会を取り戻す努力が必要なのかも知れません。

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