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239.睡眠時間と学業成績.4-21-2001.

ブラインド・タッチが必要な理由.

電車のなかで高校生達の会話に耳を傾けていると「少し驚くような」ことが聞こえて来ることがあります。また小さな携帯電話の文字盤を親指一本で器用に操作し、メールのやり取りをしている様子は珍しくなくなりました。小さな文字盤を何回も連続的に押しつづけてメールを送る文を素早く作っている様子は、私などからみると訓練するとここまで上達するのかと驚くばかりです。

ある女生徒が文字操作をまだあまり上手でない隣の友達を少し冷やかしながら、「ブラインド・タッチ」が出来ないと一人前でないと言っているのです。文字盤を見ないで操作することを「ブラインド・タッチ」と彼らは言うようです。その後が面白いのです、XXちゃんは「ブラインド・タッチ」が出来ないから、先生に見つかるのよ、「もっと練習しなくちゃ」だめよ。

教員仲間から入手した半分冗談とも思われる学生についての新しい情報を紹介します。昨年あたりから、「教室内での私語が少なくなり、授業が妨害されず、講義がやりやすくなった」と言うのです。教室内で学生が話をしなくなったので静かになった、その結果「ヤカマシイ」と大声を出さなくて済むようになったのだそうです。結構な話です。

この話を聞いた途端に電車のなかでの高校生の会話にあった「ブラインド・タッチ」を思い出しました。生徒や学生の一部は、携帯電話を膝の上に置き、「ブラインド・タッチ」によるメールの交換に忙しくなった為、教室内での私語が少なくなったのでは無いかと思ったのです。これが本当でなく私の思い過ごしであることを期待しています。真偽の程は判りません。

よく寝る子は育つ.

教室内で「オシャベリ」をする学生も居れば「居眠り」を楽しんでいる学生もいます。居眠りをしている学生は、昨晩なにか特別なことをして睡眠時間が足りなくて居眠りしているのかも知れません。

オランダのある大学で行った、「子供の睡眠時間と成績」についての調査結果があります。「小児にはどのまくらいの睡眠が必要なのだろうか」を調べるために、9歳から14歳までの子供450人に対してアンケート調査を実施した。「夜は何時に寝ますか」、「朝起きたとき、十分に寝たと感じますか」、「学校での調子はどうですか」などが質問の内容で、これらの回答内容と集中力、学業成績とを照らし合わせて検討したようです。

オランダではほとんどの子供は、21時前に床につき、約10時間寝ていた。2人に1人は朝フトンから出るのがつらいと感じており、4人に1人は「十分寝ているが昼間からだがダルイ」と答えていた。また15%は「夜中に何度も目が覚め、なかなか寝付けない」と答えた。学業成績は、その子供が何時に寝ようが、また朝さわやかな目覚めを感じるかどうかとは、全く無関係であった、との驚くべき結論であったそうです(J. Sleep Res. 9: 145-153, 2000)

近頃は一昔と違って子供も大人と同じように、「ヨフカシ」をする傾向があり、東京などの大都会は不夜城といわれる位、総じて「夜型」に成っているようです。しかし、子供は何時に寝ても、学校の成績には全く関係がなく、睡眠の質が重要であるようです。「よく寝る子は育つ」とむかしは言いましたが、現代子は「夜中になんど目が覚め、なかなか寝付けない」とすると「よく育たない」ことになりそうです。子供がどうして夜中に目が覚めるのでしょう。運動不足のため夜中に何ども目が覚めるのでしょうか。子供が学校でなにか問題を起こすとしたら、睡眠の問題を考えてみるのも必要なのかも知れません。

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