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272. アレルゲンを減らす方法.1-15-02.

2,000万家庭の寝具が危ない.

米国では45%以上の家庭4,400万戸の寝具にアレルギー感作を生むレベル以上の高濃度のダニアレルゲンが存在していると示唆され、少なくても2,200万家庭の寝具には喘息を引き起こすレベルのダニアレルゲンが存在していると推測されているそうです。

ダニは、顕微鏡で拡大しないと見えないクモのような生き物で、ヒトの皮膚の破片などを食べ、寝具やカーペット、家具の布部分、カーテンやホコリのなかに生息しています。ダニのアレルゲンは、ダニの糞に存在するタンパク質と考えられているようです。ダニのアレルゲンへの曝露は、喘息や花粉症などのアレルギー疾患の重要な危険因子であると言われています。

寝具に付着しているダニアレルゲンを減らす法.

米国の国立環境衛生研究所は、ワシントン大学とハーバード大学との共同で、低所得層の都市型住宅の寝室におけるダニアレルゲンを減少させる実際的な方法を検討しました。

個人の家庭で使用している枕、ベッドのマット、マットレスは、アレルゲンを通さないカバーで覆いました。寝具は、各家庭または業者に頼んで毎週お湯で洗濯しました。カーペットは、掃除機をかけて乾燥した蒸気(具体的には意味不明です)によるクリーニングを行うか、徹底的に掃除機による吸引だけを行いました。乾燥した蒸気を使ったクリーニング装置は、細菌家庭用に市販されているものを使用した。

防アレルギーのマットレスや枕カバーを用いること、その他の寝具は毎週洗濯すること、寝室のカーペットや上掛けは念入りに掃除機をかけ乾燥蒸気を使ってクリーングをすること等の簡単な方法で、寝具のダニアレルゲンを大幅に減少させることができたと報告しています。

ベッドは、アレルゲンを通さないカバーを使用し、寝具は業者か家庭で洗濯することでアレルゲンは減少しました。カーペットのなかのアレルゲンは、掃除機による吸引で減少しました。布張りの家具のアレルゲンは、掃除機と乾燥蒸気によるクリーニングのいずれかでも減少しました。

掃除機を一回かけた後のダニアレルゲンの減少期間は、乾燥蒸気によるクリーニングと掃除機による吸引を行ったときよりも短い結果でありました。高熱の蒸気でダニを殺し、掃除機がその死骸をカーペットから吸引すると考えているようです。しかし、掃除機による吸引と乾燥蒸気によるクリーニングで、アレルゲン量は喘息症状を引き起こすレベル以下に減少しますが、アレルギー感作レベル以下にはならなかったそうです。

アレルゲン量の測定値を感作レベル以下にするためには、カーペットを床から取り除き、布張りの家具を皮張りやビニール張りのものに換え、家内の湿度を低下させる等をしなくてはならないだろうと記載されています。

長期にわたってアレルゲン量の減少を維持するための安価な代替法については、今後の研究が必要とこの報告書では述べられています。しかし、国内で販売されている空気清浄機には、ダニの死骸を捕集すると説明書に書いてある機種が見られます。このダニを捕集できるとの性能は、もう少し具体的な条件の記載がない限り、かなり疑わしいように私には感じられます。「優良認定の3番、商品名:オムニカセット寝具」に洗濯できる寝具を紹介しています。興味ある方は、読んでみてください。

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