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346. 同性愛者と性感染症.1-30-2004.
 
同性愛者に梅毒とクラミジアの高混合感染率
2002年4月から2003年3月までの1年間に大阪市立総合医療センターを受診したHIV陽性患者116例を対象に、性感染症の混合感染について調べた結果を近藤哲志先生らが日本エイズ学会で報告しています。
 
性感染症として調査した項目は、梅毒(抗原)、A型肝炎(抗体)、B型肝炎(s抗原)、C型肝炎(抗体)、アメーバー赤痢(抗体)とクラミジア(抗体)でした。調査対象者116例の内訳は、性別では男性が110例(日本人95例、86%)で、女性は16例(日本人8例、14%)でした。国籍では日本103例、タイ6例、アフリカ5例、東南アジア2例でした。感染経路では男性同性愛者87例(75%)、異性愛者22例(19%)、血友病患者3例、薬物静注者1例と母子感染3例でありました。
 
対象者全体の性感染症の感染状況は、梅毒陽性が58%、クラミジア陽性は57%、A型肝炎陽性は他のウイルス性肝炎より高く28%、アメーバー赤痢陽性が23%、C型肝炎陽性9%、B型肝炎陽性8%で、梅毒とクラミジアの混合感染が多く認められました。
 
同性愛者の性感染症の感染状況は、梅毒陽性69%、クラミジア陽性58%、アメーバー赤痢陽性27%、A型肝炎陽性23%、B型肝炎陽性23%、C型肝炎陽性7%であり、対象者全体の感染状況とあまり違わなかった。
 
女性患者の性感染症の感染状況は、クラミジア陽性が一番高く67%、次いでA型肝炎陽性が23%、梅毒陽性9%、B型肝炎陽性8%、アメーバー赤痢陽性0%、C型肝炎陽性0%でありました。
 
HIV陽性患者の性感染症の感染状況
   性感染症の項目      全対象者    同性愛者    女性対象者  
    梅毒陽性率       58%     60%      9%   
   クラミジア陽性率      57%     58%      67%   
   A型肝炎陽性率      28%     23%      23%   
  アメーバー赤痢陽性率     23%     27%      0%   
   C型肝炎陽性率       9%      7%      0%   
   B型肝炎陽性率       8%     23%      8%   
 
オーラルサービスと口腔内ウイルス
オーラルサービスを行う性風俗従事者に口腔リン菌感染が存在することは以前から報告があるようです。子宮頚ガンを起こすヒトパピローマウイルスを性風俗従事者の約30%が口腔内に保持するヒトパピローマウイルスの保有者であり、客から感染している様子が今回新たに明らかにされました(金沢大学の笹川寿之先生)。
 
また職業別のクラミジア陽性率は、フリーター28.4%、学生25.3%、ホステス14.8%、OL13.6%、主婦5.6%であり、結婚歴別のクラミジア陽性率は、未婚者20.9%と既婚者5.9%であり、出産経験別のクラミジア陽性率は、未出産者が15.8%と経出産者が6.4%でした。
 
HIVの感染から起こるエイズは、性感染症の1種類です。そのためHIVに陽性の人は、その他の性感染症にも感染している可能性が高いことが判りました。また別な調査から性風俗従事者の口腔内にも性感染症の原因となる病原体が多く存在することが明らかにされました。またクラミジアの感染では、未婚女性の感染率が年々増加し、同時に低年齢化が顕著のようです。
自分から積極的に行動して感染した本人は自業自得で仕方がない面があります。しかし、そのことが原因で他人にまで感染を広めてしまい、時には母親や父親の無責任さが原因で赤子も性感染症をもって生まれてくることも考えられます。微生物はレーダーに引っかからない存在ですから、この種類の病気を他人に感染させることは、凶器を隠し持った犯罪者と同じですから、自分が感染していることを知りながら他人と交わる行為をなんとか罰せられないものでしょうか。少し過激な考えでしょうか。読者の皆さんはどのように考えますか?

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