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403. 米国で二例目のBSE. 6-26-2005.
 
投書−:20ヶ月以下の肉牛をどう考える
米国で2例目のBSEが出たということでニュースになっております。輸入強硬派は、この牛は高齢なので、20ヶ月以下の牛は問題ないと主張しております。

このような発言を聞くと、そもそも問題の要点がすりかわっているような気がしてなりません。発症したから危険、発症してなければ安全という問題ではないと思います。食の安全を確保できるかどうかが問題で、食の安全性を確保した上で米国産牛肉について消費者が安心できるかという問題でしょう。

トレーサビリティーと言う言葉があります。牛の履歴をきちんと管理して、いつどこで産まれて、どんな飼料を食べて育ったかという事を追跡できるようにしたものです。元々は、野菜で、いつ、どんな農薬を、どの位使ったかを追跡できるようにしたものだったと思います。トレーサビリティーの構築には、ウソの記載が無いかどうかのチェックも必要になり、相当構築するのは困難であろうかと推察しております。更に、使った農薬と量が記載されていても、一般消費者にとっては何の事だか解りません。これを解らせるようにするのは、かなり面倒な事だと思います。

 
話がそれましたが、米国では履歴管理をろくにしてないので、「何で20ヶ月だということが解るのか?」と常々疑問に思っております。これと平衡に度々出てくる30ヶ月については、最近疑問が解けました。牛の永久歯が生えてくるのが大体30ヶ月だからだそうです。個体差も何も考慮されておらず、こんないい加減な事でいいのでしょうか。
これでは、20ヶ月以下と言う名目で輸入しても、本当に20ヶ月以下の牛肉なのかは誰にも解りません。まず、最低限、牛の履歴管理をして、年齢が20ヶ月以下である事をキチンと示す事が必要だと思います。それができないなら、検査精度の問題があったとしても、やはり全頭検査の必要性があると思います。一筋縄で行かないのは解りますが、少なくとも、やれるべき安全策は全てやった上で輸入再開の議論をすべきだと思いますがいかがでしょうか。
終わり
 
 
ここに掲載した「米国で二例目のBSE」は、常日ごろからBSEと食の安全に関心のある方から寄せられた文章です。無修正で掲載しました。ご意見を伺えれば幸いです。
日本国内でも米国内でもBSEと確定診断された牛の数がもっと多くても不思議でないと思われます。しかし、不思議とBSE牛の頭数は多くありません。米国のように肉牛と乳牛の頭数が日本とは比較になにないほど多い国で、BSEと診断された牛は特別な2頭なのでしょうか。もし非常に特別な2頭だとするならば、なにが非常に特別なのでしょう。牛肉の貿易が始まらないと、輸出する米国も輸入する日本も経済的には深刻な問題が解決されないことがあるのでしょう。このような状況下で20ヶ月以下の米国産牛肉が米国から輸入されたとしても、なんの違和感もなく食することができる人達は大勢いるかもしれません。現在話題となっているアスベスト問題のように、大勢の人が犠牲になってから「われわれ省庁の失敗であった」と反省されても、何も知らずに犠牲になった人は浮かばれないと思います。皆さんどのように思われますか。

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