▲▲  ▼▼

468. ミートホープ社が創意工夫功労者賞を受賞. 6-23-2007.
キーワード:ミートホープ、ひき肉、牛肉、バイオリニスト、社会保険庁
 
創意工夫功労賞の審査
 文部科学大臣表彰である「創意工夫功労賞」をミートホープ社の田中稔社長が昨年度の受賞者として表彰されていたのだそうです。「創意工夫功労賞」の受賞対象は、撹拌機付きひき肉製造器の考案だそうで、まさに悪智恵を文部科学大臣は表彰してしまったのです。
 NHKの人気番組に「プロジェクトX」というタイトルの番組が一時期話題になりました。創意工夫して不可能を可能にした努力の賜物を話題に取り上げたことが、聴衆が涙を流しながら毎週番組を見、結果として人気を博した背景と思います。
 ところがミートホープの「プロジェクトX」は、少し大袈裟に推測すると次のように表現することができそうです。国産牛肉の量が注文に応えるには少し不足した、そこで国産牛肉の代わりに安い外国産牛肉を混ぜてみたが、誰も何も言う人は現れなかった。時に苦情を言う人または業者がいたようですが、その場合には自作の証明書でダマシおうせた。苦情を言う者が多く現れなかった意味を感じ取った田中稔氏は、輸入牛肉の代わりに豚肉や鶏肉などを混ぜて「ひき肉」を試作した。ところが牛肉に特有な臭いと色が違うことにさすがに肉屋は気がついた。これはいけない、もう少し創意工夫をしなくてはと考え、牛の心臓や血液を加えた。見事に赤みがあり牛の臭いがする「ひき肉」が出来上がった。牛肉を入れてない「牛ひき肉」でも安ければいくらでも売れることを発見した。
 ミートホープ社の「プロジェクトX」は、第二段階へとエスカレートしていった。偽牛肉に「パンくず」を添加し、さらに増量材として「水」をたっぷりと練りこんだ。これで安い偽牛肉のひき肉が出来上がった。この成功にミートホープ社の社長をはじめとする経営者は、涙を流して喜んだことでしょう(?)。
 
ジョシュア・ベルが地下鉄構内で演奏
 私はいま「バイキン博士のつぶやき」と題するプログを開いています(記念館注:現在は終了しています)。世界的に有名なバイオリニストであるジョシュア・ベル氏がワシントンDCの地下鉄構内で普通の服装で三億六千万円もするストラディバリウスの名器でモーツアルトとシューベルトの曲を45分も演奏しました。詳しくは、ブログを読んでもらいたいのですが、要点は「彼の前を千人以上の人々が通り過ぎたが、演奏に足を止め耳を傾けてくれた人はたった27名であった」ということです。
 演奏会場でなく地下鉄構内での演奏実験の結果は、私たちの姿勢をそのまま映していると思われます。私達は、ミートホープ社のニセモノを見抜けなかったのですから、「真、善、美」を見分ける能力に欠けていると思われます。その能力に欠ける事実を認識し、「本物を見分ける目や感覚」を養う努力をするならば、新しい社会が開拓されてくることでしょう。またウソツキ商売を許さない環境を育てましょう。
 
 
 無責任な社会保険庁の歴代長官と社会保険の担当部署の責任者(局長?)に率いられていた社会保険庁や社会保険事務所の職員は、ミートホープ社および田中稔社長に対してどのような意見をお持ちなのでしょう。「ケシカラン、許せない」といえるのでしょうか。社会保険庁のお偉方も「ミートホープはケシカラン」と言うのだろうと思います、我々は誰に対してなんと言えばよいのでしょう。誰か教えてください。

▲▲  ▼▼



Copyright (C) 2011-2017 by Rikazukikodomonohiroba All Rights Reserved.