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485.ソフトドリンクとメタボリツク症候群. 1-14-2008.
キーワード:米国 ソフトドリンク メタボリック カロリー
 
米国人のメタボリツクシンドロームの診断基準
アメリカ本土に出かけると「ゴリラ」かと思えるほどに肥っている人たちが多いのに驚くことがあります。お尻の周り、お腹周り、お尻が飛び出しているなど並大抵の姿ではありません。太っている達は、食欲もものすごいのです。あれだけ食べれは、太るのは当たり前と思われます。
 
米国におけるメタボリツクシンドロームの診断基準は、
  1. ウエスト周囲径:男性100cm,女性89cm以上、
  2. 空腹時血糖値:100mg/dl以上、
  3. トリグリセライド値150mg/dl以上、
  4. 血圧135/85mmg/dl以上、
  5. HDLコレステロール値:男性40mg/dl未満,女性50mg/dl未満の五つの危険因子のうち三つ以上有するとなっているのだそうです。
    基準値については、日本人の場合とあまり変わらないと思います。
ボストン大学内科のR.Vasan教授らは、米国立心肺血液研究所が保管しているデータを利用して、ソフトドリンクの肥満への影響を調査し、その結果を報告しました(Circulation 116: 480 - 488, 2007)。その概要を以下に紹介します。
 
データは、二通りの調査方法で収集されたものを使いました。
  1. 医師が約360ml入りソフトドリンクの1日平均消費量を記録するアンケート、
  2. ダイエットドリンクとレギュラードリンクの摂取量を対比した自己回答方式による食事回数のアンケートでありました。
いずれの調査も1987年〜91年と1995年〜98年に行われた訪問調査期間中に行われ、約9,000人が観察対象となりました。
 
メタボリックシンドロームリスクの増大
調査結果として、ソフトドリンクを1日に一杯以上飲んでいる中年男女は、メタボリツクシンドロームを発症または悪化させる率が一杯未満の人と比べて40%以上増加することがわかりました。
 
高カロリーで糖分の多い通常のソフトドリンクに関連してメタボリックシンドロームリスクの増大が予想されることを認めている一方で、ダイエットソーダでも同様なリスクが認められた。
 
レギュラータイプとダイエットタイプのソフトドリンクを飲む人の食習慣が類似していることは注目に値すると述べています。
 
ダイエットソーダであってもソフトドリンクを定期的に飲む人は、カロリー、脂肪の多い食事を摂取しており、かつ運動が少ないことが示されています。
 
研究者たちは、高カロリーのソフトドリンクの多量消費がメタボリツクシンドロームのリスクマーカーであるのは事実としても、さらに研究が必要と述べています。
 
カロリーを控えめにする必要性は、太っている人に限らず感じているのでしょうが、しかし、ダイエットタイプのソーダを飲んでもレギュラータイプのソーダを飲んでもリスクは変わらないとは面白い結果と思います。少しだけ糖分を控えても食事の習慣が変わらないと意味がないことを示しています。米国ではもう既に学校にソフトドリンクの自動販売機を設置することを禁止し、生徒たちがソフトドリンクを多飲することを控えさせていると聞きました。コーラの類は、習慣になるようですから、学校で飲めなくても自宅で多飲しているとしたらあまり意味がないようです。アメリカ人は、子供のころからコーラが大好きなようです。これこそ習慣病のスタートとなるのでしょう。

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