◆狂犬病ウイルス[Rabies virus]

 狂犬病(恐水症)の病原ウイルスである。パスツールが弱毒ワクチンの開発に成功した。狂犬病の動物の唾液中にウイルスが存在し、狂犬にかまれることにより感染する。日本と英国では存在しないが、犬の狂犬病はラテンアメリカ、アフリカ、アジアのほとんどの国で流行している。狂犬病ウイルスは、神経に親和性があり感染部位から脊髄および脳に到達する。その後神経を通って睡液線から睡液中に移行します。ヒトにおける潜伏期は、10日から1年以上と様々である。治療用にワクチンがある。
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