黄熱病は激烈なウイルス性伝染病であり、野口英世らが研究の犠牲になったのは有名な話です。重症例では、黄疸、出血、吐血がみられることもあります。都市黄熱のウイルスは、患者から血を吸った媒介蚊であるネッタイシマカでウイルスが増殖し、この感染蚊に刺されることにより伝染する。ジャングル（森林）黄熱は、特定の蚊によって野生のサルの間で伝達され森林中に存在する。黄熱は中央アフリカと中南米のある地域では風土病で、約10％は死亡すると言われている。高度に弱毒化された17D株を用いた生ワクチンが開発されている。