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216.「なにかおかしいぞ、日本」私の主張−1. 10-23-2000.

偉そうにも又思いあがっているようにもとれるため少し躊躇しましたが、209.なにかおかしいぞ、日本!」を掲載しました。いままでに十通を超える意見や考えを述べたメールを受け取りました。メールを送ってくださった方々には個別にお礼を申し上げましたが、この欄を読んでいてくださる方々にも御礼申し上げます。「なにかおかしい」と感じている人達が多く存在することを知り得ました。

お寄せ頂いた意見をできるだけ原文のままで紹介したいと考えていますが、人によってはかなり過激な意見を述べたり、個人名を挙げて非難している文章もありました。ここに紹介する意見は、私の独断で取捨選択した結果です。自分の意見が掲載されないことが判った方は、選択の根拠はなんだと不愉快に思われるでしょうが、お許し頂きたいと思います。殆どが原文のまま掲載します。これらを読まれた方からのご意見などを頂ければと願っています。

1.17才男子、高校生。

初めまして、今晩は。このページを見た谷というものです。かなり面白いです。テスト前だって言うのにじっくり見てしまいました。特に一番新しいコラムの`何かおかしいぞ、日本!`にはいろいろ啓発される所がありました。でも、いろいろ疑問もわきました。かなり愚痴っぽくなりますが、お暇でしたら読んで下さい。 

1:雪印の件について

事件の経過とかはあんまり良く知らないので言うべき事はないのですが、問題はその後のことです。みんな調子に乗っています。みんなって誰かって? 日本中のみんなです。

僕も、この事件についていろいろ予測してみました。その予測はあんまりあたらなかったのですが、一つだけ当たりました。それは、「必ずこの関連の詐欺が出る」と言うことです。出ましたよね、いろいろ。あれって、騒がなければ出なかったんじゃないでしょうか? みんなが騒いでいたから、「よし、俺も一芝居打って賠償金もらうか」なんて言う不逞な輩が出たんじゃないですかね。テレビに偉そうな評論家が出てますが、この詐欺や脅迫事件に責任とる気あるんですかね? 報道、批評の権利もありますが、それによる影響への義務もちゃんと認めて欲しいです。責任者、出てこーい、って奴です。 

2:教育改革について

これも上と同じです。学校や親の責任だけですかね、子供への責任というのは。僕は今一番噂になっている16から17才くらいですが、ちょっと腹立たしいですね。小児は白き糸のごとしと言いますが、まさにその通りだと思います。見る人全てから影響受けますよ。それなのに学級崩壊だとか、教育改革とか末端しか見てない。自分から変わって下さい。人に変わってもらおうなんて甘い幻想捨てて下さい。思わず力んでしまいました。無礼な点はお許しを。それではお休みなさい。 

2.30才男性。

いつも御HP拝見しております。早速ですが、私の感想を送らせて戴きます。この数年、新聞を騒がせている事件は本当に信じられないことばかりだと思います。私(30歳)が小学生だった頃、新聞に殺人事件が載るのは一週間に1度あるかないかだったと思います。それなのに、この頃は毎日のように、それも何件も起きて何故だろうって怖くなります。普通の生活をしていても(恨みなどで復讐されるならまだしも)事件に巻き込まれる危険性があるっていうのが嫌ですね。

未成年の暴走というのも気になります。普段の生活ではあまり若い人達(十代)と接触する機会があまりないので判断できる材料はマスコミからの情報がほとんどですが今の若い子たちはすごく些細な事柄で物事を判断してしまう傾向にあるなぁと思います。なんていうのかよくわかりませんが、か弱いのでしょうか。何か追い詰められると、すぐにポキンッて折れちゃうんでしょうね。与えられる情報が処理できない程あってそれらの中で遅れをとらないようにアンテナを張ってすごく張り詰めた世界で生活してるからでしょうか?

あと、欲張りだなぁって感じることもあります。十代とかで何もかも手に入れようとしている。大人になってからの楽しみを残しておかないとどうするのかなぁ。歳相応の生き方があると思うのに。有名になりたいとか、金持ちになりたいとか夢を持つことはとても大切だと思います。でも、何かその夢が偏っている印象があります。ミュージシャンやダンサーとかテレビなどで取り上げられている職業ばっかりですね。これだけ情報が溢れているのに、情報の選び方がヘタなのか世界が狭いなぁってしみじみ思います。友達同士とか口コミを重要視しているらしいけれど自分達の友達とかがどれほどの経験をしているというのでしょうか? それらの情報から物事を判断するのは、とても惜しいです。もったいないと思います。色々な事が努力しなくても吸収できる柔軟な脳を持っている時期に本当もったいないです。

といってもマスコミで取り上げられる若い人達だけでなく同じく新聞紙面を騒がすのは老若男女一緒でよく見たら、17歳以上に大人と呼ばれる人達の事件の方が深刻にも思えます。人生経験もある程度あるのに何故そのようなことをするかなぁ?って首を傾げてしまいます。大人がひどいことをしているのだから、若い人達が真似をしてもしょうがないって思えてきます。未成年がするから話題になるだけで、それ以上にひどいことをしてますよね。周りにしっかりとした大人がいれば、罪を犯した人が特別な人だと理解できると思いますがマスコミだけを見ていたら、人に対する考えが曲がってもおかしくないと思います。だから私としては、未成年の事件よりも大人が起こした事件の方が気になります。

毎日の生活を通して、私は何ができるのか? 新聞の投稿欄等で同じように嘆いている人達の存在を知ってホッとするぐらいか?“何かおかしい”と感じるのは、私だけじゃなかったんだと。その他大勢の一人としては、何か活動をして他人に影響を与えることはとても難しいと思います。私一人でできることってしれていると思います。でもそんな私でも何かできることがないだろうか…。そうですね、他人に迷惑をかけないように気をつけています。私がたまたまとった行動や発言で若い人達が誤った印象をもったり将来を暗く考えたりとか、人嫌いになったりとかマイナスイメージになるようなことがないように正直というか真面目に生きようと思っています。

うまく表現できませんが、せめて自分自身が取った行動や発言に対しては責任を持とうと気をつけています。スーパーで買い物する時でも(すごく次元が低いですけれど)子供が見ていると思うと些細なことでも考えてしまいます。単車に乗っているのですが、運転にも気をつけています。自分の乗り方を見て、将来あんな風に乗りたいって憧れてもらえるようにと思ってます。とにかく「自分だけだからいいや」っと流されないように心がけることどこかで誰が見ているかわからないので、羞恥心をしっかり持って生活する! すごく基本的なことですが、そこだと思います。

ちょっと私がず?と思っていた事で言うのも恥ずかしいのですが私は小さい頃、皇宮警察に憧れた時があったのですが(制服がかっこよかったのと、馬に乗っているのもステキだった)その時、両親にその職に付く際、親は勿論のこと3世代さかのぼって親戚など身辺調査をされるとのことで身内に誰か犯罪歴などがあれば無理らしいと聞かされたがとてもショックでした。結局は体育が苦手だったので諦めましたが自分の取った軽はずみな行動がもしかしたら自分の子供や孫や親戚の子供達の夢を壊しかねない自分の人生は自分だけの物じゃない、コワイなぁって思いました。 それからですね、いろいろと自分以外の人のことを考えて行動し始めた。思ったことが上手く書けなくて、長文になってしまいました。お忙しいのにスイマセンでした。このまま事件・事故などに巻き込まれることなく終わりを迎えたいと考えるなんて嫌ですけれど正直な気持ちです。

3.30才代の女性。

実は、わたしは神道の修行をしております。まだ1年生程度ですが、新興宗教ではなくて、宗教宗派がなにもなかった時と同じ古代神道です。宇宙の根源意識(を神様とお呼びします)の合目的性というものを学んでいると、やはり今の日本にはなるべくしてなった、というカンジがしてなりません。一見戦後50年と思われがちですが、実はこの2千年くらいかけて徐々に悪くなって今が最低であると思います。

仏教でもお釈迦さまは末法末世とおっしゃいました。今から三千年前のことです。わたしは昔から中国の老荘思想が大好きで、自然と合一する世界というものを追い求めてきました。先生のように専門的にというワケではありませんでしたから、自然は大切にしようとかいう程度に過ぎませんが、これは子供のときに母親から受けた影響が大きい気がいたします。

先日、日本テレビの朝の番組で日本語が危ない、というのがありました。例えば「おぼろ月夜」が教科書から消えたことで、おぼろ、という言葉が日常から消えてしまった。すると日本人の情緒をあらわす言葉がひとつ消滅してしまうことにつながる。そういう感覚が存在しなくなる、というのです。

今、いろいろな信じられない青少年犯罪が発生するのは、やはり親その前の祖父母の時代より受け継ぐべき「感謝」「生命への畏敬」などが正しく伝わっていないことの現れではないか、と思います。そういう意味で正しい宗教は必要である、と思います。例えば、道端のお地蔵様にお花を供えるおばあちゃんのこころとか、命日に好物を作って先祖をしのぶとかいう日常のちいさなことの積み重ねを目の当たりにする機会がない、という現実なのではないでしょうか?

そうかと思えば、神理を知らないようなヘンな宗教家にだまされて一生を台無しにするひともいるワケで、全くこの世は自己責任の世界だなあ、と思います。いまこそ、先生方のようなこころある有識者が輪になって、誰の目で見ても正しい納得の出来る「こころのあり方」を説く必要があると思いますし、またこころから期待しています。今後ともがんばって下さい。応援しています。

4.35才男性。

責任者でてこいっ! こんな声が聞こえてきそうな世の中ですね、確かになにかがおかしいように思います。

はじめまして、かずしといいます。簡単に自己紹介しますと1965年生まれ性別男蟹座のA型、職業は7年前に印刷業で法人設立環境負荷の部分が多い印刷業に少しづつ矛盾を感じ、環境負荷の少ない印刷物の考案を行っていましたが、公表されない環境汚染の酷さに驚き、微生物の浄化能力に興味を持ちました。以後、好気性微生物の環境浄化能力を利用した用途開発を行い、昨年微生物環境浄化をメインに法人を設立、現在に至ります。 

日本人を操ってきたもの・・・ 戦後マッカーサーが活動写真で興味を引き、意識をコントロール?し、その後ラジオからテレビに情報メディアが変化し日本人はテレビに夢中になりました、数チャンネルの選択しか許されない状態で、広告業界を中心とした情報操作の波に大きく飲み込まれたと感じるのは私だけでしょうか?

学校で教育されたのは知識ばかりで、知恵は授かりませんでした。知識を詰め込む作業よりは、世の中に楽しいことは氾濫しており勉強をしようとする気持ちも起こりませんでした。

IT革命?が日本経済を救うとは考えにくいのですが、家庭端末から情報操作されていない新鮮な情報を自分で選択できるという意味でインターネットの普及が各人の個性を引き出し、意識の改革がこれからの世代に始まるような気がします。

責任者でてこいっ!と言う所に戻りますが、責任をもっと若者に譲る努力も必要ではないのでしょうか? 責任を放棄するのではなく、次世代の若者に責任を譲り、譲った人は次の責任者を見守りフォローする、そうしないと人生行路師匠が"責任者出てこいっ!”と叫んでも出て来る人は 皆老人ってな事になりかねません。

 

年若い高校生からも意見を貰いました。これからの日本を考える点で大変心強く感じました。「永田町のお偉い先生」だけでなく、環境と立場が違うと自分の考えていることが必ずしも他人から理解されていないことが判らなくなるのでしょうか。「他人に迷惑をかけず、自分で責任をとっている」積もりの私達大人は、若い人達からすると「若者に責任てんかをしないで下さい」となるようです。ご意見をお寄せ下さい。

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