▲▲  ▼▼

542. 塩分やっぱり日本人の3大死因の引金.5-8-10.
キーワード:過剰塩分摂取、ガン、循環器疾患、生活習慣病
 
 塩漬け食品のとり過ぎや食事全体の塩分の多い食生活を続けると、各種のガンや循環器疾患(心筋梗塞、脳卒中など)を発症しやすいことが厚生労働省の研究班の大規模調査で分かった。ガンと循環器疾患は国民の死因の1〜3位、全体の60%近くを占める。胃ガンなど一部の疾患では知られていたが、塩分のとり過ぎが多くの生活習慣病に影響するデータが示されたのは初めてと云う。
 
 調査は、8県に住む45〜74歳の男女約8万人を対象に実施した。対象者を食事全体の塩分(ナトリウム)摂取量、塩辛や漬物、イクラなど塩漬け食品の摂取量によって5グループに分け、6〜9年間の調査期間中のガン、循環器疾患の発症状況を調べた。
 
 塩分全体の摂取量が多い群(1日当たり平均17.8グラム)は、少ない群(同7.5グラム)に比べて循環器疾患の危険性が約20%高かった。塩漬け食品の摂取量の多い群は、なんらかのガンを発症する危険性が11〜15%高かった。塩漬け食品の摂取量が多い群の循環器疾患の危険性は高くなかったが、魚や野菜に循環器疾患を予防する栄養素が含まれているためとみられる。調味料の塩分を減らし、塩漬け食品を食べる回数を減らすことで、多くの生活習慣病を予防できそうと述べている。(共同通信)
 
 
 難しい病に罹り入院生活を余儀なくされていた時、病院が提供してくれる医療食は、塩分ひかえめで、消化のよい鳥のささ身、卵や豆腐などのタンパク質が量的に多く、思っていたより味か良く、そのうえカロリー計算がなされていたので、健康維持には最適な食事でした。ところが病院食には、漬物、佃煮、揚げ物、刺身や握り寿司・・・は、色々な理由から含まれていませんでした。退院して自宅に戻ったら、病院食になかった塩辛いものやしょう油を付ける食べ物を好んで堪能できました。その結果、クルブシを中心として下肢に強い浮腫みが現れ、体重も増えてきてしまった。それで慌てて、減塩に励むようになった。それで慌てて減塩に努めていますが、簡単に浮腫みは消えません。生活習慣病の恐ろしさの一部を実感した次第です。1日当たりの塩分摂取量を10グラム以下に抑えることは、無意識では達成できないことが良く判りました。

▲▲  ▼▼



Copyright (C) 2011-2024 by Rikazukikodomonohiroba All Rights Reserved.