直径約120-150nmの正二十面体のDNAウイルスである。中心部の2本鎖のDNAのコアと、それに巻きついたタンパク質のキャプシドをもち、その外側はエンベロープで包まれている。感染細胞の核内では封入体がつくられる。このウイルスは潜伏感染をおこすことが特徴である。また、いくつかのヘルペスウイルスは腫瘍と関連するといわれている。ヘルペスウイルス科には単純包疹ヘルペス、水痘ウイル、ウマの流産ウイルスのほかに、サケ科魚類のヘルペスウイルス群やコイの上皮腫ウイルスなどがある。