酸素があると増殖できない細菌を偏性嫌気性菌と呼ぶが、その中に芽胞を持つクロストリジウム属(Clostridium)と呼ばれる細菌がある。クロストリジウム属の細菌は、土壌や水の中に存在している。ガス壊疽の原因となる細菌は、ウェルシュ菌(Clostridium perfringens)が最も多く、その他にノービイ菌(C. novyi)やスポロゲネス菌(C. sporogenes)などもガス壊疽の原因となり、これらの菌を総称してガス壊疽菌群と呼ぶ。傷口に泥などが付着すると、体に入るチャンスとなる。
病気のメカニズムは、
ウェルシュ菌(Clostridium perfringens)の項目を参照。