◆カキの病原原虫 [Pathogenic protozoa of oyster]

 アメリカ東海岸、メキシコ湾、オーストラリア東海岸で養殖されていたカキに原虫病が発生して、かなりの被害をおよぼしたことが報告された。それらの寄生原虫は次の通りである。
アピコンプレックス類に属しているパーキナス(Perkinus marinus)がアメリカ・カキに、アセトスポラ類に属している2種のハプロスポリジウム(Haplosporidium nelsoni,H.costale)がアメリカ・カキに、ボナミア(Bonamia ostreae)とマルテイリア(Marteilia refringens)がヨーロッパ・カキに寄生し、別種のマルテイリア(M.sydneyi)がオーストラリア・カキに寄生病をおこした例がある。

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