◆凝集反応 [Agglutination reaction]

 細菌や赤血球のような細胞、あるいは抗原を吸着させたラテックスやベントナイトのような粒子と抗体が結合して、複数の細胞が架橋した凝集塊(顕微鏡的)をつくる現象は抗原-抗体反応の一つで凝集反応という。この場合に抗原となる物質を凝集原、抗体となる物質を凝集素という。細菌の浮遊液(凝集原)とその免疫血清(凝集素)の場合を細菌凝集反応、赤血球(凝集原)とその抗体(凝集素)の場合を赤血球凝集反応という。赤血球凝集素としては血液型抗体(正常-異種、正常-同種)、ウイルス、動植物レクチンなどがある。

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