免疫アジュバントともいわれ、免疫応答を強化したり、抑制する活性をもっている物質である。免疫応答を強化するアジュバント活性物質としては結核菌のBCG、ある種の細菌の内毒素(リポ多糖などの菌体成分)やレバミゾールなどの合成剤があり、抑制性のT細胞に作用して免疫を増強させるシクロホスファミドもある。また、鉱物油乳剤にマイコバクテリアの1種であるスメグマ菌(Mycobacterium smegmatis)の死菌を浮遊させたフロインド(Freund)の完全アジュバントやアルミニウム化合物もよく使用される。