◆サイトメガロウイルス[cytomegaloviruse]

 90%以上が小児期に感染します。本ウイルスによる感染症には、先天性感染症と後天性感染症があり、先天性感染症は子宮内感染で新生児は先天性巨細胞封入体症を発症し、後天性感染症では免疫抑制療法を受けた臓器移植後の感染症の中でも重篤な感染症となります。健常人にも肺炎、伝染性単核症、輸血後症候群などを起こすことが知られています。ワクチンなどの予防法は確立されていません。