放線菌の1種Streptomyces griseusによって産生されるグルタルイミド系の抗生物質である。この物質はおもに酵母やかびの発育を強く阻止し、真核生物のリボゾームに作用してタンパク質合成を阻害する。農業用であるが魚毒性その他の薬害が生じるので、一般の植物病には使用されず、限られた植物病(ネギべと病、カラマツ先枯病)にのみ使用されている。