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61.オシッコの出が悪い患者さんへの支援策を
   考えよう. 9-6-97.

 「室内を微生物学的に清潔にする方法」について協力して下さいとの要請がありました。 その協力要請の内容は、「尿が出ないために自宅で腹膜透析をしている人達が大勢いる、その人達が室内環境を清潔に保つことに非常に注意しているが、それでも細菌の感染を受けて死亡する事故が多いので、室内を無菌室のようにする方策を考えてくれるよう、ホームページで全国に訴えてくれ」というものです。そこで、空気清浄機等を製造販売している方々を含め、困っている人達に少しでも安心できるような環境の創造に手を貸そうという人達が現れる事を期待して、私流のやり方で、困っている人の事を書きます。何かの折りに話題にして貰えれば幸いです。

その1.ハシタナイ行い

 ヨーロッパの伝統、格式の高い良家の子女は、小さいときからトイレに行く回数を厳格に制限される生活をしながら、エリート教育を受けているのだそうです。ダイアナ元皇太子妃はこのたび無残な死をとげられたけれど、かつてダイアナ皇太子妃がチャールス皇太子と日本を公式訪問をしたとき、公式な催しが分単位で計画され、更にどこに行くにも報道関係者が後を追いかけていた様子を思い出します。寝る時以外は、護衛官が建物内部でも付き添っているようです。このような状況では、トイレに行く場所も時間も前もって決められているのでしょう。予定にないのにトイレに行ったりすると、体調が悪いかと心配されたり、それよりも主賓が人前から消えてしまうことは礼儀上許されないことかと思います。数年前にタイ国の皇太子が日本を公式訪問していた時の出来事を思い出します。新聞やテレビのニュースで得た情報ですが、皇太子専用車の日本人運転士が途中でトイレに行ったようです。その時、皇太子の側近から、運転士を派遣している官庁に対して皇太子をそのままに置いてトイレに行くとは失礼だとの非難が寄せられたようです。 また、北里柴三郎先生は、日本人の女はみだりにトイレに行くけれども、人をはばからずにトイレに行くのはハシタナイ行為と、周囲の女性をたしなめたそうです。

その2.オシッコの回数

 普通の健康人からすると、1日にオシッコを何かい出すか、また1日に出すオシッコの量がどの程度かもあまり気にしてないので、知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。ヨーロッパの高貴な方は、1日にトイレに行くのは二三回程度のように聞いた事があります。1日に何回トイレに行くかはあまり大切ではありません。どのくらいのオシッコを出すかがより重要と思われます。

 オシッコの量は、身体の大きさ、年齢、性別、食事、季節等によって、一人一人が少しずつ違います。しかし、一般論として健康人は、1日に約1.5 から2リットル程度のオシッコを出しているようです。水分をたくさんとればオシッコの量は多くなり、パリのように乾燥している所に行けばオシッコの量は意外とすくなくなります。普通1回に200から300ミリリットル程度のオシッコを出す人は、1日に5回から7回位トイレにいくことになります。1日に最低で500ミリリットル程度のオシッコが出ないと、体調が悪くなります。

その3.腹膜透析

 世の中には腎臓ジンゾウの働きがあまり良くない為に、オシッコの出が良くなくて困っている人が意外と大勢いるのだそうです。オシッコが全く出ないかまたは出が悪い人達は、体内に老廃物が蓄積し生体に害を及ぼし、時には生命に関わります。普通は老廃物を腎臓で濾過して、オシッコとして体外に排出しているのです。オシッコの出が悪い人達は、尿成分を体内に蓄積させないために、血液を透析する特殊な治療を受ける必要があります。それには血液を透析する人工透析法と自分のお腹を利用して透析する腹膜透析法と呼ばれる方法とが有ります。

 人工透析法は病院でなければ実施出来ませんが、腹膜透析法は自宅でも行え手軽さが特徴です。日本全国ではこの腹膜透析を自宅で実施している患者さんが20万人も居るのだそうです。腹膜透析法とは、簡単にいうとお腹の中に特殊な水を入れて、その水に尿成分をにじみ出させ、水を交換することによって老廃物を体外に取り出す方法です。 お腹の中に特殊な水を入れ、しばらくじっとしています、またお腹より水を出すときはユックリト時間を掛けて出します。その間にバイキンを腹に入つてしまうと腹膜炎という恐ろしい感染が起こる可能性があります。感染を防ぐために室内を清潔にする必要があり、またバイキン対策が非常に大変なのです。聞いた話ですが、夏でも小さな部屋に閉じこもり、ホコリやバイキンが舞わないようにクーラーや扇風機も使わずに、じっと数時間耐え、それを1日に数回行うのだそうです。それでも不幸な結果を迎える人が年間何人も出てしまうそうです。

その4.腹膜透析用の環境整備

 腹膜透析を自宅で気軽に行えるような室内環境を作る方策を読者の方々とともに考えたいのです。そのために先ず最初に私から基準になる考えを提案します。 そのような特殊な目的に使う室内をホコリやバイキンの少ない清潔な環境にするには、どうすれば良いのでしょう。例えば、タタミ、フトン等を含め室内で使用する物がホコリをまき散らかさずバイキンが殖えにくい物にし、さらに室内で空気清浄機やクーラーが使えるようにしてあげたいのです。 タタミは洗えませんから、洗濯や消毒は難しいでしょう。しかし、タタミの表面からホコリダニ、バイキン等を吸い取り、その排気を濾過して清潔な、できれば無菌の空気にできる掃除機があれば良いのですが。どこかの企業でそのような性能の掃除機を作っていないでしょうか。

 次に寝具です。ホコリが立たないフトン、毛布、シーツ等があるのかどうか知りませんが、綿や毛は洗濯や消毒は難しく、寝具は更に掃除機も掛けにくいと思います。とすると、全て丸ごと洗濯出来る寝具があればと思います。寝具全てを毎週1回程度自宅の洗濯機で洗濯できれば、室内も寝具にもホコリやバイキンは少なくなり、多少は安心して貰えると思います。そのような性能の寝具と洗濯機は無いのでしょうか。

 最後に空気清浄機またはクーラーです。宣伝ではホコリ、細菌、ダニの死骸、ウイルス、花粉等を取り除ける空気清浄機が多く市場に出回っているようです。クーラーでそのような性能を書いてある物が在るのか無いのか私は知りません。空気清浄機を製造販売して企業がその性能を保証してくれるのであれば、問題は解決する可能性があります。細菌を取り除く事を保証してくれる空気清浄機は、どこかにありますか。

その5.清浄空間の創造

 システムとしての一つの私案をたたき台として書きます。皆さんのご意見を御聞かせ下さい。

 先ず最初にバイキンまでも吸い取り無菌の空気を排出する掃除機で室内を掃除します。 次に昔の蚊帳カヤのような底の無いビニールやラップの袋を用意し、底の無い部分を下にしてカヤのように室内に吊ります。その中に洗濯できる寝具一式をしきます。更に、ホコリ、ダニの死骸、花粉、細菌等を取り除ける空気清浄機、またはそのような性能の装置があるクーラー等からの清浄な空気を、ビニールの袋の天井部から下に向けて一方向的に静かに吹き出させます。このような仕掛けが組み立てられれば、腹膜透析を自宅やまたは勤務先等でも現在よりは安心して行えると思いますが、いかがなものでしょう。

 最後にお願いがあります。その1は、上に記しました私の私案はたたき台ですから、これに対する代案を御寄せ頂きたいのです。より手軽で、より良い性能で、より経済的な方策で等などを皆で知恵を出し合い、完成度を高めたいのです。

 その2は、この記事をお読みの方で、性能保証の空気清浄機や丸洗い出来て無菌に出来る寝等を知っているようでしはたら、是非情報を御寄せ頂きたいのです。腎臓の機能が悪い人のためです、どうぞ宜しくお願いします。

 良いアイディア等ためになる情報が寄せられましたら、適当な折りに「曖昧模糊」でお知らせ致します。皆様のご協力をお待ちしています。

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