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124.前立腺癌をビタミンEが予防する. 12-28-98.

 前立腺癌は、欧米で最も多い悪性腫瘍の一つですが、予防法がまだ判っていません。ヘルシンキ大学のオリー・ハイノネン博士は、この前立腺癌の予防にビタミンEが役に立つ可能性があると、米国のガンの専門誌に発表しました。熟年男性に朗報である論文は、次のように述べています。

 5−8年にわたって一日に50ミリグラムのビタミンEを摂取しているフィンランド人男性では、接種しない男性に比べて前立腺癌の発症率が32%も低く、前立腺癌による死亡率は41%も低下していた。しかし、肺癌を予防することは認められなかったと報告しました。

 北に位置するフィンランドでは、日照時間が短いためクル病が多く発生していました。そこでフィンランド政府は、子供のクル病を予防するためにお昼の給食にビタミンDを摂取するように義務付けしています。このことを私はフィンランドに行った時に聞いた記憶があります。しかし、ビタミンEは、ビタミンDと同じように親油性なので、フィンランドではビタミンEと一緒に摂取しているのかも知れません。

 オリー・ハイノネン博士は、ビタミンEが前立腺癌の予防に有効なのは「ビタミンEの抗酸化作用が活性酸素(フリーラジカル)に対抗することの可能性と、さらに免疫能を活性化する可能性もある」と考えているようです。活性酸素とは、酸化力の特別に強い特殊な状態の酸素のことで、感染症や癌などで発生し悪さをしている考えられています。

 もし、この活性酸素(フリーラジカル)に対抗する作用が前立腺癌の予防に有効なのであれば、緑茶のカテキンやポリフェノールも効く可能性が考えられます。普通の煎茶や番茶より少し高価ですが玉露の方がフリーラジカルを消去する力は段違いに強いようです。しかし、ある製茶会社の特殊な製造法で微粉砕した粉茶は、玉露より強い作用を示します。いまハヤリの粉茶には、いろいろありますから、活性酸素に対する能力を明記してある商品を買われては如何でしょう。

50−60才代の男性諸君、ビタミンEやカテキン類を多くとると前立腺癌を予防できるかも知れません。試してみては如何でしょう。

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