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453. 虫歯を予防する細菌入りガム.12-21-2006.
キーワード:虫歯 ガム 細菌
 
虫歯は、ムータンスと呼ばれるレンサ球菌が糖分を分解して強力な酸を作り、その酸が歯の表面のエナメル質を分解することにより作られます。キシリットールを配合したガムは、虫歯にならないガムと呼ばれています。なぜ虫歯を作らないのかと言うと、炭素が五個からなる糖の五炭糖(ペントース)を分解できる細菌は極めて少ないのです。そのために五炭糖のキシロースのアルコール糖であるキシリットールを人工甘味料とし添加したガムは、酸が作られにくいので虫歯を予防できるのです。
ドイツの化学メーカーのBASF社は、ストレプトコッカス・ミュータンスを破壊する細菌を見つけ出しました。その細菌は、ラクトバチルス・アンチカリーズと呼ばれる乳酸桿菌の新株で、虫歯のムータンスを凝集して破壊する作用を持っているようです。
このBASF社は、ラクトバチルス・アンチカリーズを含んだチューインガムを発売するらしい(MT9-21-06)。このガムに含まれる細菌は、ムータンスを凝集して歯の表面に付着しないようにし、これまでに多数の被験者を対象としたテストで、口腔内の細菌を50分の1に減少させることに成功したという。
更にBASF社は、乳酸桿菌を含ませた歯みがきやウガイ薬も現在開発中であるとしている。またこの乳酸桿菌の別な使用法として、体の臭や足の臭いの産生を減らす予防材の開発も検討しているとのことです。
 
細菌が作った抗生物質で他の細菌の増殖を抑制したり、細菌体を破壊したりすることは、これまでにも判っていました。しかし、細菌が細菌をヤッツケること、更にその細菌をガムに含ませて虫歯を予防することはこれまでにあまり聞いたことがありません。しかし、このようなガムが市販されると、砂糖を含む甘い飲料水や食品も大いに食べられるようになるのかも知れません。ガンを予防するガム(448. ガムをかんでガンを予防)や虫歯を予防するガムと立て続けに新規なガムが登場するようです。

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