◆パルボウイルスB19 [Parvovirus B19]

 小児の伝染性紅斑、通称リンゴ病の原因ウイルス。伝染性紅斑のほか紫斑病、リウマチ様関節炎、溶血性貧血疾患からも分離される。ウイルスの伝播は、飛沫、接触や経口感染で、潜伏期は4日〜20日でウイルスは赤血球の前駆細胞である骨髄赤芽球前駆細胞で増殖し、ウイルスは血流を介し全身に広がる。ウイルスは、ウイルス血症の期間は口腔内および尿中にも存在する。伝染性紅斑は紅色斑状発疹が顔面にあらわれ、数日のうちに全身に広がります。妊娠中期(12〜25W)に感染すると胎児水腫を起こしやすく流産の原因にもなります。ワクチンなどの予防法は確立されてない。
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