◆電子顕微鏡 [Electron microscope]

 光とガラスのレンズを用いる光学顕微鏡の拡大率は、1ミリメートルの1万分の1(0.1 マイクロメートル)で、細菌の大きさは最小で0.1〜0.2、最大で20、平均であるブドウ球菌の約1マイクロメートルですから、細菌を観察できます。電子銃と電子レンズを用いる電子顕微鏡の拡大率は、1マイクロメートルの1万分の1 (0.1ナノメ―トル=1オングストローム)で、ウイルスは10〜300 ナノメートルの大きさで、原子や分子の最大値は1〜10オングストロームですから、原子まで観察できます。電子顕微鏡でも観察できないと言うことは、物質として構造をもたない事を意味します。
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