◆SRSV[小型球形ウイルス]

 小型で球形のウイルス(Small round structure virus)の略称で、生のカキによる食中毒の原因ウイルスである。このウイルスは、患者の糞便に大量に排出されているが、いまだ増殖させることが出来ない。このウイルスを検出するには、患者糞便を電子顕微鏡で観察する以外に適当な方法はないが、最近では遺伝子を増幅させてウイルスの存在を検定する。SRSVはカキのウイルスなのかヒトのウイルスなのか不明である。しかし、捕獲したカキを市場に出荷する前に河口の真水に浸す商習慣があるようです。河川水にこのウイルスが混入している可能性はまだ否定も肯定もされていません。
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